夫婦塚古墳
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市指定文化財 夫婦塚古墳(神並5号墳)
夫婦塚古墳は、21基からなる神並古墳群のほぼ中心的な古墳です。
古墳時代後期に作られ、現在7基が残っています。
墳丘の周囲や墳頂部が削られていますが、もとは円形を2つ合わせた双円墳と考えられ、
両方の墳丘には、横穴式石室式が築かれています。
東側の石室は、全長9.2m、向かって左側がくびれた片袖式と呼ばれる形をしています。
平成元年に石室内部の発掘調査を行い、2体が埋葬されたことが明らかになりました。
周囲からは、須恵器、土師器、の土器類、銀製品、玉類や、
特に、馬に乗った人物や犬をかたどった壷の装飾部品が出土しています。
西側の石室は、全長9.6mの片袖式で内部には、3体の遺体を埋葬した痕跡が残り、鉄釘が
出土したことから、木棺が使用されたことがわかります。
周囲から須恵器、玉類、耳環、鉄製品が出土しました。
出土した遺物の年代から、夫婦塚古墳は6世紀中頃に造られ、
東側石室から埋葬が始まったことが明らかになっています。
平成9年3月   東大阪市。

近鉄の石切か、額田が最寄り駅。
私は石切さんからの流れで行ったので、行きは石切から。
帰りは額田も遠くなさそうだし、石切に戻るには道が登りになるので、額田から帰った。
フェンスにかかったゴミネットからもわかるように、住宅街の中にある生活密着型の古墳。
下右側写真は、開口部から中を覗いたところ。